造形活動の社会的意義について:クリスマスの馬小屋飾り制作
「心理子ども基礎演習Ⅱ(後期2年ゼミ)」増本ゼミです。
絵を描いたり、なにかを作ったりするのは楽しいことですが、それは自分が楽しむだけではなく、ほかの人たちを和ませたり、楽しい気持ちにする役割ももっています。
本学は保育者養成校ですから、「上手につくる」のが大事なのではなく、「みんなで楽しんであらわす」ことを大切に考えています。
クリスマスが近くなるこの時期、2020年前にイエス・キリストが生まれたという馬小屋での出来事について聖書の記述から学び、想像力をはたらかせ、ひとり一人が思いを込めて土人形を作りました。
はじめてのことですから、どんな形にもできる土粘土の扱いに四苦八苦しながら、ゼミのみんなでがんばりました。
幼稚園や保育園の子どもたちにぜひ観てもらい、クリスマスを楽しみにしてほしいと思います。
土粘土は、菊間の瓦用を使いました。本当の土なので、乾くと硬くなります。水を使いながら作っていきます。
「ひもづくり」を基本として内側が空洞になるように作っていきました。
顔の表情や手を表現するのが、最大のチャレンジでした。
出来上がったら7日ほど外で乾かし、完全に乾燥したら、窯に詰めます。
もろい状態なので壊さないように慎重に窯詰めしました。
土日を利用して、窯に火を入れて焼きました。
温度管理をしながら、約5時間かけて860度まで温度を上げていきます。
これは860度の時の「色見穴」です。
火を止めたら、ゆっくり一日かけて冷まします。
そしてようやく土人形の完成です。
12/01のゼミの時間に、各自大事に抱えて運び、正門付近に飾りつけできました。
夕方5時から、夜9時まで点灯しています。12/25(金)まで楽しめます。
私たちがあらわした聖書の世界をぜひ観に来てください!