【授業紹介】食物栄養専攻2年「給食管理実習Ⅰ」第4弾~最終章~
給食の一連の運営を学ぶ「給食管理実習Ⅰ」の授業では、食材の注文(発注)は、業者さん相手ですからから事前に責任と余裕をもって行わねばなりませんし、給食実施後の食費の計算、摂取栄養素量の計算など細々と、給食調理以外に修得しなければならないことがたくさんあります。班ごとの2回の実習を通して失敗もしつつ、ようやく給食運営のために必要とされる知識とスキルの基礎が身についていきます。
★7月4日(水)Bクラス3班★
メニュー: ぶどうパン・豚肉と野菜の甘酢あんかけ・かぼちゃとひじきのサラダ・コーンスープ・牛乳寒天
若い女性にとって鉄分は不足しがちな栄養素ですが、今回はぶどうパンとかぼちゃとひじきのサラダでしっかりとれる献立としました。かぼちゃをつぶし過ぎて見た目が悪くなったことと、回転釜で豚肉と野菜の甘酢あんかけを炒める時に、木杓子での炒め作業のコツがつかめず炒め過ぎになったことが反省点となりました。牛乳寒天は食感もよく美味しくでき残食量が少なかったです。今回は1回目の実習での衛生管理の甘さをきちんと押さえ、安心安全な給食を提供することができました。
★7月5日(木)Aクラス3班★
メニュー:米粉パン・煮込みハンバーグ・トマトマリネ・クリームスープ・サイダー寒天
主菜のハンバーグは、砂糖を多めに使って煮込むことでとても柔らかく仕上げることができ美味しく食べていただけました。また、デザートのサイダー寒天は、炭酸のシュワシュワ感を残したとても夏らしいデザートとなりました。
大量調理はとても大変でしたが、喫食者から「おいしかったよ」と言ってもらえ、頑張ってよかったなあと思いました。栄養バランスを考えるのは難しいですが、アンケートの結果も好評でうれしかったです。
★7月12日(水)Bクラス4班★
メニュー:サラダうどん・卵とじ・きゅうりの梅おかか和え・白玉あんみつ
サラダうどんは、調理作業では食材の中心温度測定や洗う、切るなどの下処理が多く大変でしたが、具沢山にしたことで彩りが良く、見ても食べても満足感が十分得られる一品となりました。また、きゅうりの梅おかか和えをプラスすることで梅の酸味が夏にぴったりで、夏バテ予防の献立となりました。卵とじは、かつお節と昆布からとっただし使うことで、無理なく塩分量をおさえることができ、だしのうまみを感じる優しい味わいとなりました。白玉あんみつは普通の白玉と抹茶の白玉にすることで手の込んだデザートに仕上げました。作り上げた後の達成感がこの笑顔を作ります!
★7月13日(木)Aクラス4班★
メニュー:ジャージャーそうめん、スパニッシュオムレツ、3色のナムル、牛乳とおみかんの2層ゼリー
7月の給食ということで夏野菜を使ったメニューにしました。すべてのメニューに野菜を使い、特にスパニッシュオムレツではボリュームを出しました。また、ジャージャーそうめんの具には豆腐を使いカルシウムが摂れるように工夫しました。
この授業では、毎回献立について、また提供する給食でどのような栄養が摂取できるのかの給食指導も行います。
実習もこれで最後となりましたが、美味しい給食が作れました(^^)/