【食物栄養学科教員 卒業研究紹介】黒川ゼミ
食物栄養学科 黒川ゼミでは、
植物(ハーブなどの有用植物、野菜等も含む)の栽培を通し、植物栽培の基本を学ぶ。
また季節に応じた植物の利用・活用を検討し、11月の大学祭(東雲祭)での加工品の販売を目指す。
を目標に、2025年4月から10名のゼミ生が一丸となって取り組んできました。
ゼミ活動では、自由に発言できる環境のなかで、学生が自分たちで何が必要かを考える、より良い方法を考えて選ぶ、積極的に意見を出す、話し合う、協力しお互いに助け合うといった力を伸ばすことに重点をおき、また周囲への気配りや気遣いができるといった学生の心の成長も期待しながら一緒に活動してきました。
卒業研究では、具体的に以下の観点に意識して取り組みを行いました。
①野菜や有用植物などの植物の栽培に関わる。
・植物栽培に関わることで生産者への理解を深め、食材を利用できる有難さを実感できる。
・販売する季節(秋)に合わせ、それまでに栽培収穫できる植物を選択することで、季節感を養う。
・有用植物に関する知識を増やし、自身の生活や将来の仕事にも活かせるようになる。
②植物の利用・活用を検討する。
・植物の魅力や効能、有効成分に着目し、それらを活かした加工品を作り販売する。
・グリーンレモン(黄色のレモンより香りが良いとされる。)を使ったマーマレード
・学内で栽培したハーブ(ディル、セージ、シルバータイム、ヤマトトウキ葉)を使った手作りソーセージ
③販売に関する検討を行う。
・収穫できる季節を知った上で、最終的な目標である販売に合わせて、栽培、収穫、加工、保存などのプロジェクトを計画的に進めていくことができる。
・利益を出すことができるように、様々な観点から購入品、購入量、販売価格、販売数などを検討する。
④販売する商品に込めた意図、メッセージなどを予め整理しておく。
・健康的でかつ美味しいものを追求して作る。
・お客様に喜んでもらえる商品を作る。
・食材を無駄なく美味しく活用する。



11月8日の東雲祭では、店名は“MKゼミ Herb Sausage Cafe”として、グリーンレモンマーマレードを使ったホットレモン、ホットコーヒー、手作りソーセージと栽培したレタスを使ったホットドッグとトルティーヤを販売しました。学生一人一人が熱心に卒業研究に取り組み、時間と手間をかけて作り上げた商品です。
学生たちは、栽培から販売までの一連を行う実践的な学びを通して、植物と食の繋がりをより深く理解できたようです。また、話し合いの中で、他者の視点に気付いたり、個々の得意なことを活かして役割分担をしたり、協力することの大切さを改めて学ぶなど、グループ活動の意義を再確認したり、購入してくださったお客様の反応で手応えを実感し、努力することの大切さも学んだようです。
2年次の卒業研究活動では、これからも学生ひとりひとりの個性を大切にしながら、成長を促すことができるよう寄り添っていきたいと思います。

