久万高原町に現地調査に行きました(「社会調査演習Ⅰ」)
愛媛県中予地方局との包括連携協定により、松山東雲女子大学では、地域の課題に向き合い、その解決策を考える、課題解決型学修を行っています。心理福祉専攻では、中予地方の久万高原町の協力を得て、同町の課題とその解決策について考え、その成果を発表する授業を展開してきました。2019年度からは、「社会調査演習Ⅰ・Ⅱ」の授業で、学生たちによる本格的な現地調査を実践しています。
今年度も昨年同様、移住定住促進や交流人口増に向けた取り組みに関して調査しています。前学期の「社会調査演習Ⅰ」では、まずは久万高原町に関する情報収集を行い、中間発表をした後、現地での調査の企画を練りました。前学期の現地調査はインタビュー調査です。(後学期の「社会調査演習Ⅱ」でアンケート調査を予定。)今年は、県外から移住されて、「地域おこし協力隊」として活動されている方、移住支援の活動をされている方を紹介してもらい、7月11日にインタビューに臨みました。移住を決めたきっかけは何か、久万高原町の魅力は何か、地域住民との関わりはどのようなものか、移住者へのサポートはどのように行われているのか、コロナ禍の影響はどのようなものだったのかなどなど、質問はつきませんでした。ネット上の情報だけからは得られない、貴重な生の情報を得ることができて、学生たちには大変勉強になった一日でした。
入念に準備して臨んだとはいえ、まだまだ不慣れなインタビュアーの質問に、快く受け答えしてくださり、長時間お付き合いしてくださったインフォーマントの方々、インフォーマントの手配・段取りをしてくださった町役場の方々に厚く感謝申し上げます。