久万高原町に現地調査に行きました(「社会調査演習Ⅰ」)
愛媛県中予地方局との包括連携協定により、松山東雲女子大学では、地域の課題に向き合い、その解決策を考える、課題解決型学修を行っています。心理福祉専攻では、中予地方の久万高原町の協力を得て、同町の課題とその解決策について考え、その成果を発表する授業を展開してきました。2019年度からは、「社会調査演習Ⅰ・Ⅱ」の授業で、学生たちによる本格的な現地調査を実践しています。
今年度は、主に移住定住促進に関するテーマで調査に取り組んでいます。前学期の「社会調査演習Ⅰ」では、まずは久万高原町に関する情報収集を時間をかけて行い、中間発表をした後、現地での調査の企画を練りました。前学期の現地調査はインタビュー調査です。(後学期の「社会調査演習Ⅱ」でアンケート調査を予定。)久万高原町の「ふるさと創生課」の職員の方々に協力していただき、県外から移住してきた方や地元で移住者の支援をしている方など3名の方を紹介してもらいました。移住を決めたきっかけは何か、どのような制度利用したのか、移住して大変だったことは何か、移住者へのサポートはどのように行われているのか、久万高原町の魅力は何か、などなど、質問はつきませんでした。ネット上の情報だけからは得られない、貴重な生の情報を得ることができて、学生たちには大変勉強になった一日でした。
入念に準備して臨んだとはいえ、まだまだ不慣れなインタビュアーの質問に、快く受け答えしてくださり、長時間お付き合いしてくださったインフォーマントの方々、今回の調査の趣旨を十分理解してくださり、現地での手配・段取りをしてくださった町役場の方々に厚く御礼申し上げます。