西条高等学校 ミニ進路ガイダンス
さる3月6日(火)、愛媛県立西条高等学校にて 普通科1,2年生を対象にした「ミニ進路ガイダンス」として、女子大学子ども専攻の増本准教授と4年ゼミ生の升田彩花さんが、高校生16名に対して、「四年制大学の卒論の学びとはどのようなものなのか」という内容でお話をさせていただきました。
具体的な話にするために、升田さんの『幼児教育における文字への興味関心を育む試み』を題材に取り上げて説明しました。日本習字の教室で子どもたちに習字を教えている升田さんが、幼児教育の現場で、文字を書くことを通じて子どもたちの創造性を養うことができるのではないかと考えたことが研究の始まりでした。子どもたちに受け入れてもらえそうな書道道具を作ることから始まり、実際に幼稚園などで子どもたちと文字を書くワークショップを経験していくなかで、「文字を形として見る自由さが子どもたちにはあり、文字から絵画への発展もある。それは、いわば「表現」としての書道の本質に近づくことでもある」という結論に到達しました。
この話を聴いて、書道がこれまで苦手であった高校生から「書道に対する考え方が変わりました」という意見を頂くこともでき、とても意義深い時間となりました。